2014年1月24日金曜日

辰巳と東雲を散策~新旧団地対決~

場所: 日本, 辰巳駅(東京)
前回は寒さから逃れるために、夢の島熱帯植物館に行ってきた話でしたが、今回は、そこから西へ歩き、辰巳と東雲を散策してきた話です。

辰巳の緑道公園は人が少なく、静かな所を散歩したい人にうってつけです。

そして、辰巳も東雲も、団地があります。 …けど、この2つの団地、あまりにも違いすぎます。 片やデザイナーズマンション。 片やレトロの極み。


新木場から西へ、辰巳を目指す



夢の島熱帯植物館から西へ向かい、辰巳と東雲を目指しました。


海沿いには工場や倉庫が立ち並んでいますが、そちら側は歩いたことがあるので…

運河沿いに整備されている緑道を歩きました。

枯葉つもる木漏れ日の道 市民農園か
夢の島には冬晴れの元トレーニングをする人が大勢いましたが…この緑道は静かでした。


都会の喧騒から離れ、たそがれたい時は、ベイエリアが一番です。


この人っ子ひとりいない一直線の歩道を、独りで歩く…

ここに、自分を操ろうとするものは、ありません。



自分に意識が戻ってきます。

自分の足で、自分で歩く。 自分の行き先は、自分で決めるんだ。 …なんて


国際水泳場から内陸を眺めると、スカイツリーが見えます。

右手には京葉線が走っています。



辰巳の森海浜公園の向こうには、巨大なビル群が。

…その正体は、後ほど。



辰巳の森海浜公園も、広々としていて、子供たちも、のびのびと遊んでいました。



レトロ極まる、辰巳団地


…さて、イントロダクションはこれで終わりです。

辰巳の森海浜公園の西にあるのが、辰巳団地。

というより、辰巳の森海浜公園は、辰巳団地に住む人のために整備されたようなものです。


…この辰巳団地が、まぁ、すごいレトロ。

いや正直に言います。 かなり老朽化してます。



…でも、なんだかすごく癒されます。

こういう団地で、4畳半の畳部屋にちゃぶ台を置いて、窓から日光をたっぷり浴びながら、何も考えずに昼寝がしたい…



そんな退廃的な生活を夢見てしまう辰巳団地。

…建て替えが急務だと思います。 実際に建て替え計画はあります。


なので、昭和の良い時代の団地を見ておくのは、今のうち。

豊洲や東雲が工業地帯だった頃、そこの工員が大勢ここに住んでいたんだろうなぁ…



そして、退職した後もここで静かに過ごす人が大勢いるんだろうなぁ…





窓もだいぶ時の流れを感じます。

…この後の東雲団地群と見比べてください。


超現代的。東雲団地群


辰巳駅そばの橋をわたり東雲へ。

…そこにあるのは、何本ものタワーマンション。



なんだこの窓は!

…さっきの辰巳団地と違いすぎる…!



ビル全体が、ピカピカ。かつ、アーティスティックです。

いわゆる、デザイナーズマンション。


東雲団地群の中でも、中央にあるのが、CODAN Shinonome

CODANは昔の日本住宅公団、今のUR都市機構ですよね。



メインストリートにはコンビニやドラッグストア、習い事教室などが並んでいます。


こういう所に住めば、周りの人に自慢できて、自分にも自信が持てて、仕事もプライベートもバリバリこなせるのかしら?



…でも、そんな生活は、息がつまりそう…

辰巳と東雲。 すぐ近くなのに、こんなにも違う2つの団地。



みなさんは、どちらが好みでしょう?

…いや、あまりに極端すぎますよね。



ちなみに、80年代後半の東雲の航空写真を見てみますと…



http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html?lat=35.648269&lon=139.804773&z=16&did=std&lkey1=yk88&lopa1=1

巨大な工場が。 三菱製鋼東雲工場の跡地に作られたのが、東雲団地群というわけです。


今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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